【書評】多湖弘明さんの「鳶」は、普段、まず聞くことができない「鳶職」の実際についてありのままに書かれている好著!・・・警備員にとっても、誤解されやすい「鳶さん」の印象を一変させるかもしれませんね

今日は、当ブログでは初めて【書評】を
書きたいと思います。

いや、別名義のブログで私は結構これまで
書評を書いてきましたが、ちょっと、当
ブログに相応しいであろう好著を見つけ
ましたので取り上げる次第です。

多湖弘明さんの「鳶」。

(*コチラですね。↓)




多湖さんは現役の鳶職人です。

なぜ、この本を当ブログで書評として
取り上げようと思ったのか?

それは、警備員にとっても、「鳶さん」
との関わりは外せないものだからです。

「鳶職人」のことを、警備員は「鳶さん」
と現場では呼びます。

もっとも、「鳶さん」のこと、私も
警備員になる前までは、何をやって
いる人たちなのか、はっきり言って、
全くと言っていいほど知りません
でした。

以前に当ブログでもどこかで触れました
が、「鳶さん」の業務って、知れば
知るほど、「世の中に欠かせない」と
思うものです。

基本、マンションや一軒家の壁の改修
工事の際に、我々警備員は呼ばれます。

「歩行者誘導」がメインですが、「鳶
さん」が足場材を運ぶ時なども、歩行者
に当たらないように、先頭に立って、
誘導したりもします。

警備員になったばかりの頃、私は正直
言えば、「鳶さん」は苦手でした。

なにしろ、口が悪い!

・・・いや、今思えば、私が警備員として
至らないからこそ、罵声を浴びたりも
していたことは分かります。

ですが、それまで経験したことのない
ような罵声を結構浴びたなあ・・・。

衝撃的でもありました。

それまで、サラリーマン社会で生きて
きた私にとって、「罵声」は上司から
浴びることはあっても、そこまで
口の悪い罵声は浴びたことはなかった。

「本能」の罵声とでも言いましょうか。

でもねえ、私も警備員生活をもはや
一年を過ぎて、一年半になりつつある
今、「鳶さん」から罵声を浴びること
もほとんどなくなりました。

むしろ、感謝されるようなことも
増えて、「鳶さん」に対する見方も
変わってきたところで多湖さんの
本著を読んだから、思うところが
あったのかもしれません。

もっとも、多湖さんはスカイツリー
など、超高層の大規模なビルの鳶職を
経験されており、これは私もそういう
現場で警備を経験したことがないので、
私の経験からは何も語ることはでき
ません。

ただ、超高層ビルであれ、一軒家で
あれ、「鳶さん」のマインドのような
ものは同じであろうと思った次第です。

強烈なプロ意識。

これに尽きます。

なにしろ、「鳶さん」って、一歩
間違えれば、死に至りかねない
世界で生きているわけです。

ここが、警備員とは違う。

いや、警備員だって、交通誘導の時には
死に至りかねない現場で仕事をしています。

ただ、「いつもそうではない」のが、
「鳶さん」と違うんですなあ。

現場によっては、警備員は「通行止め」の
現場で一日立っているということもあります。

楽です、はっきり言って。

でも、「鳶さん」の場合、そういう楽な
現場は皆無でしょう。

そこが違う。

多湖さんの本著では、普段、まず聞くことが
できない「鳶職」の実際についてありのまま
に書かれています。

これも、新鮮な驚きでしてね。

なにしろ、「鳶さん」と話すことって、
警備員にとってはほとんどないんです。

最近は「フレンドリー」な鳶さんも増えて
きましたので、私も以前よりはざっくばらん
に話せるようにはなってきましたが、それ
でも「一線」はあるんですよ。

よほど、その現場に常駐でもして、「鳶
さん」と仲良くでもならなければ、多湖
さんの本著に書かれているようなことは
まず聞けないのが実際のところです。

なので、本著は警備員にとっても誤解され
やすい「鳶さん」の印象を一変させるの
ではないかと思った次第です。

「好著」ですね。

この本を読まなくても警備員にはなれ
ますが、読んでおいたら、よりスムーズ
に警備員の仕事に就けるのではない
でしょうか。

「鳶さん」ならずとも、警備員にも
一読を薦めたい一冊です。



*Amazonでも発売されています! ↓





この記事へのコメント

*押して頂けると、励みになります! ↓


警備員ランキング

にほんブログ村 その他日記ブログ 警備員・ガードマン日記へ
にほんブログ村